98NOTEへWidows2000の新規インストール
0.はじめに
 
98NOTEにWindows2000の新規インストールを実施してみた。
ハードディスクにはOSが入っておらず、MS-DOS5.0の起動ディスクを使用してWindows2000の起動ディスク(セットアップブートディスク)を作成してからインストールを行った。

用意するものは以下のとおり。
(1)Windows2000のCD(もちろんシリアル番号も)
(2)フロッピーディスク4枚 ※起動ディスク用に必要
(3)MS-DOS起動フロッピーディスク

所要時間はスペックによって異なると思うが、9821nw133で2,3時間はかかった。
あと、古いパソコンで時計がおかしくなっている場合はインストール最中に止まるので合わせておく。

1.起動ディスク作成
 

PC-98マシンはCDからブートする機種はおそらく存在しない。
なのでフロッピーディスクからWindows2000のインストールが実行できるよう、起動ディスク(セットアップブートディスク)を作成する。

今回は、MS-DOS5を起動してWindows2000内に入っているブートディスク作成のEXEを実行する。
なお、MS-DOSでCD-ROMドライブを認識させるにはドライバが必要である。
以下のようにCONFIG.SYSとAUTOEXEC.BATにドライバ情報を記述した。

CONFIG.SYSの例(DEVICEHIGH=A:\NECCD.SYS /D:CD_101 がドライバ情報。)
FILES=30
BUFFERS=10
DEVICE=HIMEM.SYS
DOS=HIGH
LASTDRIVE=Z
DEVICE=A:\EMM386.EXE /P=256 /UMB
SHELL=A:\COMMAND.COM A:\ /E:1024 /P
DEVICEHIGH=A:\NECCD.SYS /D:CD_101
DOS=UMB

AUTOEXEC.BATの例(MSCDEX /D:CD_101 /L:Q でQドライブをCD-ROMドライブとした。)
@ECHO OFF
PATH A:\
MSCDEX /D:CD_101 /L:Q

Windows2000のCDからBOOTDISK\NEC98のMAKEBOOTを実行する。
フロッピーディスクのセットを要求されるので指示に従い4枚分作成する。

2.インストール
 

作成した起動ディスク(セットアップブートディスク)の#1をセットしてPCを再起動するとセットアッププログラムが起動する。
途中でフロッピーディスクの入れ替えを要求されるので4枚分入れ替えをする。

セットアップ開始なのでEnterキーを押下。

パーティション構成が表示される。

未使用の領域に新しいパーティションを作ることも可能。

インストール先を指定後、フォーマットのタイプを指定。

フォーマットを実施する。

フォーマット後ファイルコピーが始まる。

完了後に再起動が実施されるのでフロッピーディスクを抜いておく。

Windows2000が起動して「お待ちください」になる。(大体30分待った。)

しばらくすると画面が変わる

キーボードや時刻、プロダクトキーなどを入力する画面が表示される。設定が完了するとまた、1時間弱待つ。

完了する。

3.サービスパック(SP4)適用
 

手元にあったSP4のCDから適用を実施したが、CDの読み込みで失敗したのかインストールが途中で失敗。
CDの中身をすべてHDDにコピーしてそこから実行したら正常完了した。
なお、大体2時間くらいかかった。

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