■メインメモリと拡張メモリ |
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メインメモリ
MS−DOSが使用できることのできる640KBのメモリをメインメモリという。
この640KBの容量では大規模なアプリケーションを扱う場合はメインメモリだけでは足りない場面が多く発生していた。
拡張メモリ
メインメモリだけでは不足になる問題を解消するため、増設されたメモリを拡張メモリという。
拡張メモリはMS−DOSからの通常のアクセス方法では扱えないのでXMSなどのデバイスドライバを使用する必要がある。
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■XMS |
XMSは拡張メモリを使用するための規格の一つである。
次の3つのメモリ領域の規格からなる。
EMB
HMAより上位のメモリ領域。
XMSドライバでコンベンショナルメモリ間とブロック転送。
HMA
64KB弱の領域。
MS-DOSを格納することができる。
UMB(アッパーメモリブロック)
640Kから1MBの領域。(機種によってサイズは異なる。)
デバイスドライバや常駐プログラムを置くことができる。
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■XMSを利用する方法 |
XMSメモリドライバの組み込み
XMSを利用する場合はCONFIG.SYSに以下の1行を加える。 ※HIMEM.SYSが「A:\DOS」に存在する場合の例
XMSを利用するドライバをCONFIG.SYS内に記述する場合は、この指定の後に記述する。
HMAメモリにMS−DOSシステムを格納
CONFIG.SYSに以下の1行を記述すると、MS−DOSシステムがHMAメモリにを格納されるのでメインメモリを節約できる。
UMBメモリを利用する
CONFIG.SYSに以下の1行を記述するとUMBメモリの利用が可能になる。
DEVICEHIGHコマンドによりデバイスドライバをUMBに常駐することができる。
コマンドプロンプトから起動するプログラムはLOADHIGHコマンドによりUMBに常駐することができる。
LOADHIGH   [プログラムのパス] |
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