PC-98を使ってみる
■はじめに
 

PC-98パソコンも操作方法はWindows上であればPC/AT互換機と変わりはない。
Windows以前の標準OSであるMS-DOSはPC/AT互換機と異なる点は多い。
MS-DOSは、マイクロソフトが開発・販売していたOSである。
世界的にはPC/AT互換機、日本ではNECのPC-9800シリーズ、富士通のFMRシリーズ、東芝のダイナブックなど各社独自仕様のアーキテクチャに移殖された。
(後に日本ではソフトウェアのみで日本語表示を可能としたDOS/Vが発売され、漢字V-RAM機能を持たないPC/AT互換機が普及することになる。)
MS-DOSはWindows上でもコマンドプロンプトとしてコマンド機能が一部残っている。
ここからはPC-98のMS-DOSについて説明をする。

 
■MS-DOS

MS-DOS起動

MS-DOSを起動すると通常は以下の画面が表示される。

MS-DOSはWindowsとは違い、マウスでメニューやボタンを操作するのではなくコマンドを打ち込んで操作する。
この画面に様々なコマンドを打ち込んでアプリケーションの起動やファイル操作などを行う。
「A:\」これは現在Aドライブであることを意味している。

ドライブ文字

PC/AT互換機はハードディスクがCドライブから始まり、増設するとD、E・・となり、フロッピーディスクがAドライブとなるのが通常である。
しかし、PC-98は起動したドライブがAドライブになる。
例えばフロッピーディスクから起動した場合は、フロッピーディスクがAドライブとなる。ハードディスクから起動した場合はハードディスクがAドライブになる。

バージョン情報を確認する

ためしに、OSのバージョン情報を確認するverコマンドを打ってみる。

MS-DOS バージョン5であることが確認できる。

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